今回、初出展させていただいた「第2回 浜の芸術祭」。
2013年10月12〜14日、あっという間の3日間でした。
お天気に恵まれ、10月半ばだというのに暑いくらい。
まず初日、神奈川県の逗子駅から重い荷物を引きずり、ひたすら真っすぐ歩き続けて、目の前に海が見えたときは感動しました。ビーチに降り立つと、久しぶりの砂の感触。砂浜ってこんなに歩きにくかったっけ?真っ白でサラサラのパウダーのような美しい砂浜です。
まずは、参加者みんなでテント作りから。
しかしながらすごい海風で、強風とともにバケツ1杯の砂を頭からザッパーンとかけられるような感じ。汗ばんだ体にまんべんなく細かい砂がまぶされ、何もかもがザラザラです。
設置したテーブルの上にも、はたいてもはたいても砂が積もる・・・。
地元の人たちはさすがに慣れている様子でしたが、風の強さはどうにもできません。私はこの想定外の状況に抵抗虚しく、途中で諦めました。強風の中で体もテーブルもイスも砂まみれ。これが浜の醍醐味ですね。笑
こんな地元の人もお手上げの風の中、来てくださるお客様は結構いらっしゃって、なんとか1日目が終了。
私は慣れない環境にクタクタでしたが、それもまた楽しかったです。
地元のみなさんの焼けた肌にメヘンディがよく似合う。
そんなわけで、1日目、家に帰ったら、あらゆる所からたっぷり砂が出るわ出るわ。
服の中、カバンのなか、耳の中、翌日は目の中からも!
2日目、3日目は、ありがたいことに風もおさまり、爽やかな天気に適度なそよ風、後ろを振り向けばキラッキラの海、という最高のコンディションで描かせていただきました!
ワークショップは3日間、どの会にも興味をもって参加してくださる方が集まり、初めてのメヘンディにトライしてくださいました。誰も来ないんじゃないかと心配していましたが、参加者の方々の独創的な作品に出会うことができて幸せでした。
性格が出ますね〜。何度も何度も紙の上で描きたいデザインを練習する人、練習もそこそこに下書きもしないでいきなり自分の手に描き始める人・・・ みんなで笑い合って楽しかったです。
他の出展者さんのすてきな作品や楽しそうなワークショップも、ゆっくり拝見したかったですが、なかなか時間がとれませんでした。
しかしながら、お向かいのブースだったメヘンディ・アーチスト Tagmeの英利花さんには、しっかりステキなメヘンディを描いていただきました!
真ん中に私の名前が入っているんですよ☆
夕方になると、急に海から涼しい風が吹き始め、暗がりに灯る裸電球がなんともいい感じ。
ステージの音楽が心地よく、どこか南の島のリゾートに来たような気分になりました。
1日目には気づかなかったけど、この時間になると、江ノ島の向こうに富士山が浮き出てくるのです。
もう感動。
最終日、無事にイベントが終わり、みんなでテントのお片づけ。
これまでは、出来上がった会場にポンと行って、イベントが終わればサッと帰ってくるだけでしたが、みんなで作る芸術祭ということで、こういうお手伝いをさせていただけたことは、とても勉強になりました。
それでも私が手伝ったのはほんの一部で、企画段階から何度も集まって準備を進めてくださったスタッフの皆さん、悪天候の中、浜辺を準備・片付けてくださった皆さん、当日に手際よく助けてくださった事務局の皆さん、貴重な時間を捧げてくれたボランティアの皆さん、来てくださったお客様、他のアーチストの皆さん、遠路はるばる私のブースを手伝いに来てくれたSさん、みんなみんな、ありがとうございました。
腕に残ったバングルの日焼けあとを見るたび、逗子の海岸を思い出します。